HOME ≫ Entry no.32 「[ 本 ] 手紙」 ≫ [37] [36] [35] [34] [33] [32] [31] [30] [29] [28] [27]
[ 本 ] 手紙
2006.11.04 |Category …ブック
今日はちょっとばかり遠出してきたのでお疲れ(´-ω-)
それと、さきほど「手紙」読み終わりました。
何度もレビューを書こうと思ったのですが
▽つづきはこちら
…なんというか重過ぎて
正直どこからどう説明していいのかわかりかねます@@
言葉が見つからない、ってのはこういう感覚なんだなぁ。
普通、人は、思っていることを言語で表現しますし
日本人なら誰でも日本語を使えるはずなんですけどね。
でも、どんな言葉を置いたらいいのかわからないのですw
ただ、読み手が「本に振り回される」ということだけは確かです。
いや、悪い意味ではなくて。
向こうの世界に同化してしまって
主人公が喜んでたらこっちも興奮するし
主人公がまずいことになったらこっちもウンザリするし
主人公が手紙を投げ出す頃には私は本を投げ出す
…いや、ほんと重くて
気を抜いてたらこれはフィクションだということを忘れますよ。
作者はずいぶん残酷なことをなさる…と本気で思いましたw
だけどそれだけ、本としての価値は高いと思うのです。
何も感じずに淡々と流れていくのではなく、
読み手に確かな「何か」を与えているんです。
主人公と一緒に路頭に迷い、考え、悩む。
そして作者はこんなことが言いたかったのか、と理解する、
その過程がやっぱり私は大好きです。
こんな本にもっと出会ってみたいと思います。
ぐちゃぐちゃしすぎて順序が飛びましたが、
このお話は、強盗殺人罪で刑務所に服している人物の
「弟」の人生を描くものです。つまり犯罪加害者の家族ですね。
…なかなか深いのでぜひ一読をオススメ。
そういえば映画化もされるようですね。
機会があったら見るかもしれません。
そもそも、役者さんについては何も知らないんですが。。。w